NPO法人 RUMアライアンス

われわれの原点

次の時代への遺産地球へのいたわり声なき者の声を聞く

あふれんばかりのモノ社会がたどり着く先は、どこなのか。生産者市場経済から消費者主権の自由市場経済に移りつつあるなか、時はすでに、モノ不足の時代からモノあまりの時代へと変貌を遂げた。

いわゆるゴミ問題が社会問題として深刻に取り上げられて久しいが、いま抜き差しならない状況が到来していることは明らか。現実の深刻な問題として真剣に取り組む姿勢が、社会のみならず企業サイドにも大きく求められている。これをしっかりと認識したうえで、高い理想をかかげ、それを確実に実践する強い意志が、われわれの企業責任であり、21世紀の企業理念として掲げなければいけない。

地球には無尽蔵に資源が眠っているわけではない。地上には山と積まれた資源の残骸が、「ゴミ」としていたる所に放置されている。これは、20世紀が必要以上に地球資源を食いつぶしてきたことの証である。しかし、「地球環境」とは地球へのいたわりであり、「ゴミ問題」とは声なきモノの声を聞くことと捉え、再び「モノに生命を与える」という発想の転換を行ったならば、ゴミは「大いなる資源」として蘇ってくる。

20世紀から21世紀を駆け抜けたわれわれ企業および組織は、その責任において、これらの負の資産を次の時代に受渡してはいけない。「負」の清算を果たすこと、それは真摯に共に研讃し実践してゆくことに他ならない。この積重ねこそが、次代へ引渡す輝かしい英智でありすぱらしい遺産となることを信じ、われわれ企業および組織は、次代へ渡す「大いなる遺産」の創造をロマンとして掲げ、この精神を地域社会および世界に向けて発信し続けていくことを使命とするところである。

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